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複合材料の開発

製品設計者が複数の素材の利点を活かして製品の要件を満たす必要があるとき、二つ以上の異なる素材の特性を組み合わせた複合材料が最良の選択です。実際、私たちは日常生活のあらゆる場面で複合材料をよく目にします。例えば、タイヤはゴムとカーボンブラックで作られ、コンクリートはセメントと砂で作られます。複合材料を用いる目的は通常、異なる素材の特性を活かすことにあります。欠点を補うために、ある素材を基材(マトリックス)として選んだ後、1種類以上の別の素材を補強材として加えます。つまり簡単に言えば、複合材料は基材と補強材で構成されています。

例としてガラス繊維を挙げます。ガラス繊維は非常に優れた引張強度を持ち、ナイロンは耐熱性の高いポリマーです。したがって、ナイロンを基材、ガラス繊維を補強材とした複合材料は、高温耐性と耐衝撃性という二つの特性を兼ね備えます。さらに、ガラス繊維はABS、PP、PBT、PTTなどさまざまな基材と組み合わせることができ、組み合わせる基材により得られる複合材料の特性も異なります。

設計の初期段階で耐熱性、耐摩耗性、耐食性などの製品特性を検討される際は、必要事項をChain-Rayにお知らせください。最適な複合材料を見つけるために全力を尽くします。

事例紹介:世界ナンバー1の撮影機器メーカー

2011年以降、写真用照明機器の世界的リーダーは、仕様を完全に満たすフラッシュ機器を共同開発するためChain-Rayと協業してきました。製品は軽量で強度が高いだけでなく、多くがドイツのレッドドット・デザイン賞を受賞しています。一見すると対象の製品は一体成形のコンパクトなフラッシュ本体のように見えますが、実際にはプラスチック部品12点と金属部品7点で構成されています。この独特な構成は非常に詳細な材料の選定と、ミスのない生産品質を要求します。さらに、発光時の瞬間的な高温によりフラッシュが損傷しやすくなるのを避けるために、Chain-Rayは顧客のために特別にプラスチック複合材料を選定し、製品および各部品の保護性を向上させました。この材料選定は製造の難易度を上げましたが、Chain-Rayが生産を責任持って行うことにより、顧客は人員とコストを節約できました。複数の工場に連絡したり部品の品質を監督したりする手間が不要になったため、顧客はChain-Rayに一任し、結果に非常に満足しました。

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